レオ・レオーニと仲間たち

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
小さなさかなのお話『スイミー』、青と黄の抽象的な形が織りなす物語『あおくんときいろちゃん』。これらは、刊行から60年以上たってなお愛され続けるレオ・レオーニ(Leo Lionni 1910-1999)の絵本です。レオーニは、20世紀のイタリアやアメリカにおいて、絵画、デザイン、絵本など多彩な分野で活躍しました。本展では、レオーニの生涯にわたる制作活動を辿るとともに、影響関係にあったアーティストたちを併せて紹介します。

1910年にオランダで生まれ、幼少期から豊かなヨーロッパ文化を享受して成長したレオーニは、青年期にはイタリアでブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari 1907-1998)をはじめとする多くのアーティストや文化人と交流し、影響を受け合いました。イタリアで差別的な人種法が制定されたことをきっかけに、ユダヤ系だったレオーニは1939年にアメリカへ渡ります。アートディレクターとして活躍する一方、絵画の制作にも打ち込みます。後半生はイタリアとアメリカを往来しながら画家、彫刻家、そして絵本作家として多数の作品を生みだしました。ヨーロッパとアメリカ、コマーシャルアートとファインアート、さまざまな世界を越境して制作を続けたレオーニの活動の全貌を、20世紀の文化史の大きな流れの中から紐解きます。本展の最終章では、30年以上におよぶレオーニの絵本づくりの軌跡を振り返ります。自己のアイデンティティ、平和な社会への思い、アーティストとしての自負など、レオーニが生涯考え続けたテーマが織り込まれた絵本の主人公たちは、まるでレオーニの分身のようです。絵本ごとに異なる多様な技法や描き方を、どうぞお楽しみください。

※巡回会場と展示数が異なります。

《ギャラリー・トーク》
■会場:美術館「えき」KYOTO
■開催日時:2025年12月8日(月) 14:00~ 約45分
■講師:松岡 希代子氏(板橋区立美術館 館長)

※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話いただきます。
※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます。
※事前申込不要。ご参加には当日の美術館入館券が必要です。

イベント情報

日時
2025年11月22日(土)~ 2025年12月25日(木)
10:00~19:30(入館締切 19:00)
会期中無休
場所
[下京区]
美術館「えき」KYOTO
〒600-8555
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
ジェイアール京都伊勢丹7階隣接

JR、近鉄、京都市営地下鉄烏丸線「京都駅」下車すぐ
料金
一般 1,100円
高・大学生 900円
小・中学生  500円
※高・大学生の方は学生証をご提示ください。
※「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
※高・大学生の方は学生証をご提示ください。
URL
https://www.mistore.jp/store/kyoto/museum/event_list/event11.html
主催
美術館「えき」KYOTO、朝日新聞社
問合せ先
TEL 075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。