玉田玉秀斎の「京都がたり」第20回記念 講談『風神雷神図屏風』―光悦と宗達、落款なき傑作の秘密―

◆◆京都源流の講談の名跡・玉田玉秀斎（四代目）が京都を舞台に読む講談「京都がたり」シリーズ◆◆

「講談」とは張り扇で尺台を叩きながらリズムをつけ、歴史上の人物や事件などを流れるように臨場感たっぷりに語る伝統話芸。
本シリーズは、京都の土地に残る様々な出来事を取り上げ、物語を創作して次世代に残すための新作講談を実演するプロジェクト「よみがえる京都講談」として2020年にスタートし、ついに第20回の節目を迎えます。
記念すべき今回は、原点回帰の一席。初回公演で好評を博した演目『風神雷神図屏風』を再演いたします。

日本美術史に燦然と輝く「風神雷神図屛風」。
この作品の作者は俵屋宗達だとされていて、それを疑う人はいませんが、この作品には作者の署名捺印にあたる「落款」がありません。
生没年も不明の謎多き絵師・俵屋宗達とその才能を発掘し世に出したマルチアーティスト・本阿弥光悦。
この二人の天才にまつわる「風神雷神図屛風」に隠された秘密とは。
玉田玉秀斎が読み解く日本美術史のミステリー、どうぞご期待ください。　

【出演】玉田玉秀斎　[講演]若村 亮（らくたび）　[開口一番] 玉田玉山

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[講談師] 四代目 玉田玉秀斎（たまだぎょくしゅうさい）
幕末、京都を拠点に活躍した神道講釈師・玉田永教の流れを汲む玉田家は『菅原天神記』『安倍晴明伝』『猿飛佐助』『真田十勇士』などを世に広めた一門。当代・玉秀斎はロータリー交換留学生としてスウェーデンに留学中、逆に日本に興味を持ち、2001年、四代目旭堂南陵へ入門。2016年、四代目玉秀斎を襲名。
ブラジルでのポルトガル語講談、ラスベガスでの英語講談やジャズやアコーディオン等との音楽コラボ講談、地域に残る物語に光を当てる“観光講談”に力を入れ、ホームレス経験者への取材を元にしたビッグイシュー講談など創作も多数。
FM大阪『天才的なバカになれ！』毎週日曜放送中。 2024年3月三重大学大学院・人文社会科学研究科修士課程「忍者・忍術学」コースを修了。2024年4月和歌山大学大学院・観光学研究科博士課程にて忍者・漫遊記について研究中。京都検定2級（只今、1級に挑戦中！）

[講演] 株式会社らくたび 代表取締役　若村 亮
立命館大学理工学部機械工学科卒業。
「(株)らくたび」を創立して京都に特化した事業経営を行い、『らくたび文庫』など京都関連書籍の企画・編集・執筆や、旅行企画プロデュース、各種文化講座の京都関連講演の講師、京町家の魅力発信や活用・維持保存、テレビ・ラジオ番組の出演など、多彩な京都の魅力を広く発信している。また、京都関連の観光施設・商業施設・不動産（京町家）事業などのアドバイザー＆コンサルタント事業も行っている。

[開口一番] 玉田玉山（たまだぎょくざん）
講談師（2019年入門）。京都産業大学卒。
『玉田玉山物語』や『水曜どうでしょう講談』など創作数は400本以上。FM TANABE制作『講談風大河ドラマ弁慶記』の語りで出演し、ギャラクシー賞ラジオ部門優秀賞、放送文化基金賞ラジオ部門最優秀賞を受賞。