工芸から派生した芸術 ORIGINES ARTISANALES

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
《出展作家》
村本 真吾 | 松島 さくら子 | 五月女 晴佳 | 柞磨 祥子 | 隗 楠(ウェイナン)


この度ギャルリーためなが京都では、9月28日(土)から11月4日(月・祝)まで「工芸から派生した芸術」と題しました展覧会を開催致します。本展は、今年で14回目を迎える現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO」の一環として企画したもので、日本の伝統工芸である漆芸に焦点を当て、五名の漆作家による芸術作品をご紹介致します。

工芸品と美術品との違いがよく議論されますが、広辞苑には「工芸品とは芸術的要素を含む工作物」と記されています。一般的に工芸品は日用品としての機能性が求められ、一方で美術品は観賞用としての美の表現力が重視され、日常生活で使用される物ではありません。作家達は技法を習得する上で長年工芸を学ぶことから、工芸家と芸術家との区別がされずに曖昧な振り分けの中で認識されていることが多いようです。本展にて展示する作品は、漆の芸術家達の手による「芸術作品」であり「工芸作品」ではありません。長年工芸を学び継承されてきた高い技術を身に着けた作家達が、独自の世界観、感性等をそれぞれの独創的表現方法で制作した作品をご紹介致します。

漆の技術が疎かになると作品が経年と共に劣化するなど、とても蒐集家や美術館の元に収まる物とはなり得ないため、本展では手法として高い漆の技術力を求めました。この機会に漆という伝統工芸技術に目を向け、更にはその技法によって表現された五者五様の芸術を堪能していただければ幸いです。

※今年で14回目を迎える「ニュイ・ブランシュKYOTO」は「Transmission(継承)」をテーマに、特別企画としてフランスの「メートル・ダール」制度30周年を祝う特別企画が市内各所で展開されます。

イベント情報

日時
2024年9月28日(土)~ 2024年11月4日(月)
11:00 ー 19:00
会期中無休
場所
[東山区]
ギャルリーためなが京都
京都市東山区川端通七条上る上堀詰町265-7

京阪電車「七条駅」6番出口すぐ
JR京都駅より徒歩約15分/市バス206番「七条京阪前」下車徒歩約5分
料金
無料
URL
https://www.tamenaga.com/ja/exhibition/5703/
問合せ先
tel:075-532-3001
mail:gtk@tamenaga.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。