明治の始まりとともに全国に先駆けて各種の学校を開いてきた京都。美術の学校は明治11年、南画家田能村直入が京都府知事あてに画学校設立を進言したところから動き出し、同13年7月1日、日本初の公立美術学校として設立、三条実美が「日本最初京都画学校」と命名しました。最初の校舎は京都御苑内にありました。国の組織では西洋式の美術を伝える工部美術学校が既にありましたが、京都府画学校は西洋画、写生画、南画、やまと絵等を幅広く学ぶ絵画の学校としてスタートしました。当館収蔵品を通して、本学のはじまりを改めて知っていただく機会になります。
6月25日(火曜日)12時15分からは、本展担当教員によるギャラリートークを予定しています。是非ご来場ください。
※4月6日~6月2日に第1期「カイセン始動ス!-京都市立絵画専門学校に集いし若き才能-」を開催。
https://kyoto-artbox.jp/event/66370/