
KYOTO EXPERIMENTは、2010年より毎年京都市内で開催している舞台芸術祭です。国内外の実験的な作品を紹介するユニークなプログラムで、世界的にも知られる芸術祭に成長してきました。しかし、コロナ禍を経て国際情勢の変化や京都市の行財政改革の影響を受け、厳しい経済状況に直面しています。そんな中、2023年からスタートした「KEXサポーター」制度では、寄付(京都市へのふるさと納税の仕組みを利用)を通じて多くの方にフェスティバルを支援いただいてきました。
今年度、「KEXサポーター」は、支えてくださるみなさまとフェスティバルとの新たな関係性として発展していきます。フェスティバルの持続可能性を高め、作品を介した多様な対話を促進し、学び合いながら、京都のアートシーンを共に耕すコミュニティへ。未来に向けたKYOTO EXPERIMENTのさらなる挑戦に、どうかご支援をよろしくお願いいたします。
KYOTO EXPERIMENTの役割とサポーター制度について
KYOTO EXPERIMENTは今、サポーターのみなさまと一緒に、京都のアートシーンを未来に向かって拓いていくフェスティバルになっていきたいと考えています。
KYOTO EXPERIMENTの特徴は、ダンスや演劇にとどまらず、他分野をミックスさせながら国内外の表現をボーダレスに紹介してきたことです。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた期間にも国際交流を諦めず、活動を続けてきました。こうした継続的な活動の中で、京都の文化芸術を豊かにする地盤を作ってきたと自負しています。
サポーターのみなさんと叶えたいこと
しかし、正直に申し上げると、フェスティバルの経済状況は決して順調であるとはいえません。主な理由には、京都市の行財政改革により市の負担金が以前と比べて半分程度に減少したこと、国際交流に係る助成金が減少傾向にあること、そして、海外からの招聘アーティストに係る経費の増大、国内の物価上昇に伴う人件費や宿泊費が増大していることが挙げられます。円安の影響により、海外アーティストの上演料などの外貨建て経費も増大の一途を辿っています。
いまや日本有数の国際舞台芸術祭として世界から認知され、注目を集める存在となったKYOTO EXPERIMENTは、京都と日本のアートシーンにとっての基盤であり、未来への貴重な資産でもあります。私たちフェスティバル事務局は、これからも実験性に富んだプログラムと安定的な運営を守っていく使命と責任があると考えています。
そのミッションを共に担い、私たちと共にフェスティバルを支えていただく柱のひとつとして、多くのみなさまに「KEXサポーター」へのご参加をお願いしたいと思っています。
フェスティバルにとって、長い挑戦の始まりです。ご賛同をいただけましたら、ぜひKEXサポーターへのご登録を、よろしくお願いいたします!
詳細はこちら
Kyoto Art Donation
https://congrant.com/project/kyotoart/17567?spt_route=HCy7aEGvlx5fwI1W