京都市文化芸術総合相談窓口[KACCO]には、これまで多くの文化芸術関係者からの相談が寄せられてきました。このゲスト相談員シリーズは、通常の相談ではなく、その時その場でその相手にしかできない「対話」を可能にする、1日限定のイベントです。第6回目のゲスト相談員として、キュレーター、心理療法士の西原珉さんをお迎えします。
90年代の現代美術シーンで、インディペンデント・キュレーター、美術批評、ライターとして数多くのアーティストと関わられた西原さん。99年の渡米後は、曽根裕スタジオLAのマネジメントの傍ら、米国カリフォルニア州心理療法士の資格を取得し、ソーシャルワーカー兼臨床心理療法士として活動。2018年からは日本を拠点に「ケア」へ焦点を当てた企画を実施されています。
西原さんがメンタルヘルスに興味を持ったのは「周りのアーティストが精神的につらい状況にいるとき、何か自分にできないかと考えた」ことがきっかけだそう。
アーティストの方、アーティストの仕事に伴走している、あるいは生活を共にしている方、西原さんとお喋りしに来ませんか。創作、人間関係、生活の悩み……自分の中にある声を探して言葉にしてみると、少しずつ動き出すものがあるかもしれません。
※相談時間は1枠40分を基本としますが、グループやカップルなど複数名の場合は延長も可能です。延長をご希望の方は4枠目(15:00~)にお申込みください。
◯西原珉さんプロフィール
キュレーション、米国心理療法士。90年代の現代美術シーンで活動後、渡米。ロサンゼルスでソーシャルワーカー兼臨床心理療法士として働く。個人、グル—プを対象とする心理療法を行うほか、シニア施設、DVシェルターなどでコミュニティを基盤とするアートプロジェクトを実施。2018年からは日本を拠点にアーティストや作り手のための相談と心理カウンセリングのほか、アートプロジェクトを通じたコミュニティのケアに力を注いでいる。現在、秋田公立美術大学教授。アートセラピーを活用したワークショップ「トナリプロジェクト」、ケアする人のためのケア「クッション」を軸として活動中。
◯日時:2023年9月8日(金)
①11:00~ 相談30分+懇談10分
②12:00~ 相談30分+懇談10分
③14:00~ 相談30分+懇談10分
④15:00~ 相談30分+懇談10分(※複数名の場合は延長可)
◯会場:京都市文化芸術総合相談窓口 [KACCO](京都芸術センター情報コーナー内)
◯料金:無料
◯対象:京都市に居住あるいは活動拠点を置く、文化芸術活動にたずさわる個人・グループ(活動分野等不問)
◯申込:
フォームより受付(申込多数の場合は抽選)
◯申込締切:9月3日(日)まで(※お申込みいただいた皆様には9月6日(水)頃に改めてご連絡させていただきます)
◯詳細:
https://www.kyotoartsupport.com/event
※相談はKACCOスタッフも同席します。会場は半オープンスペースです。予めご了承ください。
※不安なこと(筆談で相談できる?子連れでもいい?など)が、ありましたら事前にご連絡ください。
◯京都市文化芸術総合相談窓口[KACCO]とは?
京都市が設置した文化芸術に関する総合相談窓口。相談を受けるだけではなく、創作の現場からできることを考え、文化芸術に関わる人のよりよい環境作りを目指しています。2023年度は、美術、舞台芸術、音楽等の分野で活動しているフリーランスのアートマネージャー、舞台制作者、キュレーター、アーティスト、ミュージシャン等が相談員を担当しています。