京都市では、「都市の成長戦略」として、京都の強みと時代の潮流を掛け合わせ、新たな価値を創造 する「5つの都市デザイン」の実現を目指しており、その一つである「文化と経済の好循環を創出する都市」の実現に向けて、「京都アート・エコシステム実現プロジェクト」をリーディング・チャレンジとして位置付けています。
その中でも、文化ファンドレイジング戦略を推進する核となる取組として文化芸術寄付ポータルサイト「
Kyoto Art Donation」を開設しました。
政令市で、文化芸術に特化した寄付ポータルサイトは全国初となる試みです。
社会全体で文化芸術を支え、「京都アート・エコシステム」を確かなものとするための、最新のプロジェクトです。
(参考)「京都アート・エコシステム実現プロジェクト」について
具体的には、以下のような施策を進めることとしている。
・ESG ※+C(文化)やESG+A(アート)という新たな理念を社会に広めるなど、企業をはじめとする多様な主体が文化に投資する潮流を生み出し、国内外からの投資、支援を呼び込む仕組みを構築
※ESG :環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもので、近年、企業の長期的な成長のために必要とされる観点
・アーティストが市内で定住、創作、発表、販売できる環境を整備し、企業など多様な主体と交流する機会を創出
・国際的なアート拠点としてのブランド確立を目指し、 世 界的なギャラリー・アートフェアの誘致、様々な主体によるアートイベント等の情報発信など、アート市場の活性化
・アートの社会的・経済的な価値を高め、アーティストの国内外での評価も高めることで、その活動基盤の充実につながり、創作活動がさらに活発になるというアートを取り巻く体系(エコシステム)の好循環を形成