2022.07.19
京都市交響楽団第14代常任指揮者就任について
この度、京都市交響楽団では、令和5年4月から、京都市交響楽団 第14代常任指揮者として、沖澤(おきさわ)のどか氏の就任を決定しましたのでお知らせします。
沖澤氏は、平成30年に東京国際音楽コンクールの指揮部門で優勝、また、令和元年にフランスのブザンソン国際青年指揮者コンクールでも優勝されるなど、世界から注目され、今後の活躍が期待される指揮者です。
京都市交響楽団とは、令和3年10月の第661回定期演奏会で共演し、素晴らしい演奏をお客様にお届けしました。
京都市交響楽団は、令和4年3月まで、14年間の長きにわたり楽団を率いてくださった広上淳一氏とともに培った豊かなハーモニーを、引き続き、沖澤氏とともに深化・発展させ、市民に愛され誇りとされるオーケストラ、文化芸術都市・京都の象徴となるオーケストラ、世界に向けて最高の音楽を発信し続けるオーケストラとして、沖澤氏とともに「共に響き合う、京響」を目指し、取り組んでまいります。
また、就任決定を機に、沖澤氏が京都市役所を表敬訪問されますので、併せてお知らせします。
■就任日
令和5年4月1日
■沖澤のどか氏プロフィール
2019年ブザンソン国際青年指揮者コンクール優勝、併せてオーケストラ賞及び聴衆賞を受賞。2018年には東京国際音楽コンクール<指揮>でも優勝(及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞)。
2020~2022年ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミー奨学生、及びキリル・ペトレンコのアシスタント。2022年3月、連邦大統領の招きでベルリン・フィルのウクライナのための連帯コンサートを指揮。2022年5月ペトレンコとともにカラヤン・アカデミー50周年記念公演に出演。ミュンヘン交響楽団2022/23シーズンのアーティスト・イン・レジデンス。
最近ではメルボルン響、BBCウェールズ・ナショナル管、MDR響、トーンキュンストラー管との定期公演デビューのほか、N響、読響、新日本フィル、東響、日本フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢へも定期的に客演している。セイジ・オザワ 松本フェスティバル2022ではロラン・ペリー演出によるモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』を指揮してサイトウ・キネン・オーケストラへデビュー予定。
N.ヤルヴィ、P.ヤルヴィ、K.マズアなど数多くのマスタークラスを受講。2019年と2020年のリッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」指揮受講生。オーケストラ・アンサンブル金沢の指揮研究員として、また、日本とヨーロッパにおけるオペラ・プロダクションでも経験を積んだ。2020年11月東京二期会オペラ劇場公演 レハール作曲「メリー・ウィドー」を指揮。
1987年青森県生まれ。幼少期からピアノ、チェロ、オーボエを学ぶ。東京藝術大学で高関健、尾高忠明両氏に師事して修士号を取得。2019年には、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでクリスティアン・エーヴァルトとハンス・ディーター・バウム両氏のもと第二の修士号を取得。ベルリン在住。2023年4月から京都市交響楽団第14代常任指揮者に就任予定。
■歴代常任指揮者
初代 カール・チェリウス
第2代 ハンス・ヨアヒム・カウフマン
第3代 森 正
第4代 外山 雄三
第5代 渡邉 曉雄
第6代 山田 一雄
第7代 フルヴィオ・ヴェルニッツィ
第8代 小林 研一郎
第9代 井上 道義
第10代 ウーヴェ・ムント
第11代 大友 直人
第12・13代 広上 淳一