気候変動、武力紛争、コロナ禍など、現代は一歩先が見通せない「不確実な時代」と言われています。京都文学賞は、平成30年の「世界文化自由都市宣言」40周年を契機に創設されました。宣言では、京都(=世界文化自由都市)を「全世界のひとびとが、人種、宗教、社会体制の相違を超えて、平和のうちに、ここに自由につどい、自由な文化交流を行う都市」と謳っております。まさに今、こうした理想の追求が求められるのではないでしょうか。
真摯に紡がれた文学や小説には、困難に立ち向かうための手掛かりや新たな問いが織り込まれているに違いありません。令和3年度の第3回京都文学賞では、国内外から3部門合わせて270作品もの御応募を頂き、一般部門で『備忘六』(出版化調整中)、中高生部門で『闇に浮かぶ浄土』(祥伝社から刊行予定)が最優秀賞に輝きました。第4回となる今回は、募集から選考・表彰まで2箇年の運営スケジュールに変更することで、より丁寧な選考を実現し、京都文学賞の価値を更に向上させるため、新たな賞の創設を検討しています。これまでの受賞作に続き、読む人に「こういう世界/京都もある」と自由で多様なあり方を示し、「明日も生きよう」と思わせるような、確かな未来を生み出す作品を心からお待ちしています。
作品:京都を題材とする未発表の「小説」を募集(ジャンル不問)します。
締切:令和5年5月12日(金) 20時まで
※郵送の場合は、5月12日(金)消印有効。
Webの応募フォームの場合は、上記日時まで。
応募区分
「一般部門」28,000字以上160,000字以内
「中高生部門」
(手書き原稿の場合)400字詰(20字×20行)原稿用紙で、20枚以上150枚以内
(パソコン原稿の場合)400字詰(20字×20行)原稿用紙に換算し、20枚以上150枚以内
「海外部門」8,000字以上60,000字以内
詳細は以下でご確認ください。
https://kyotobungakusyo.com/about
主催:京都文学賞実行委員会(京都市、京都新聞、一般社団法人京都出版文化協会 等)
協力:京都府書店商業組合、文化庁地域文化創生本部、朝日新聞出版、KADOKAWA、河出書房新社、幻冬舎、講談社、光文社、集英社、小学館、祥伝社、新潮社、淡交社、ちいさいミシマ社、早川書房、PHP研究所、双葉社、文藝春秋、ポプラ社、毎日新聞出版
後援:京都市教育委員会、大学コンソーシアム京都
お問い合わせ
京都文学賞実行委員会事務局(京都新聞COM事業推進局内)
TEL:075-241-6172(平日午前10時~午後5時)
FAX:075-222-2200
メール:keikaku@mb.kyoto-np.co.jp