京都を代表する日本画家・堂本印象(1891~1975)による作品約2300点を所蔵、展示する美術館。衣笠山の麓に沿って金閣寺から龍安寺、仁和寺へと続く「きぬかけの路」に位置しています。
印象の作風は伝統的日本画にはじまり、戦後は独自の社会的風俗画、そして抽象表現へと華麗な変遷を辿り、日本画壇に強烈な刺激を与え続けました。
抽象的なレリーフが目を惹く建物は、1966年(昭和41年)、自作を展示するための私設美術館として印象自らデザインし設立したものです。印象の死後は、京都府に寄贈され、1992年(平成4年)に京都府立堂本印象美術館として開館しました。展示室では、印象の多彩な画業をさまざまな角度から紹介するほか、日本の近現代美術の展覧会も開催しています。
内観(ロビー)
内観(展示室)