竹村 友里 個展

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
このたび桃青京都ギャラリーでは、金沢を拠点に活動する陶芸家・竹村友里による個展を開催いたします。

愛知県立芸術大学で陶芸を学んだ竹村は、金沢卯辰山工芸工房での研修などを経て、独自の造形表現を追求してきました。国内外で精力的に作品を発表し、作品は金沢21世紀美術館、サンフランシスコ・アジア美術館、ミネアポリス美術館、ポートランド美術館など、国内外の主要美術館に収蔵されています。

竹村の作品を特徴づけるのは、有機的な曲線が織りなす柔らかなフォルムと、土の質感を活かした独創的な色彩表現です。流れるような曲線や、伸びやかに広がる造形は、まるで生命そのものが内側から形を生み出しているかのような躍動感を湛えています。土という素材が持つ素朴さと、洗練された現代的な造形感覚が融合したその作品は、器と彫刻の境界を越え、独自の世界観を築き上げています。

竹村の創作の根底には、一貫して「命の循環」というテーマがあります。命の誕生、大切な人との別れ、そして震災といった人生の大きな出来事に向き合う中で、生と死は切り離されたものではなく、自然の大きな巡りの中でつながっているという思いを深めてきました。土が自由に形を変え、作品として生まれる過程を生命の営みに重ね合わせ、日々の身体感覚や内面から湧き出る感情を、有機的な曲線へと昇華させています。その造形には、命の儚さと力強さ、そして人々の記憶や想いが静かに息づいています。

本展では、竹村が長年にわたり制作を続けてきた茶碗に加え、近年特に力を注いでいるオブジェ作品を中心に、多彩な作品をご紹介いたします。掌に収まる茶碗から、空間へと広がる彫刻的な造形まで、作品の形態は異なりながらも、その根底には生命への深い眼差しと、土という素材に対する真摯な探求が共通して流れています。

土から生まれ、形を成し、やがて自然へと還っていく──。生命の巡りに思いを馳せながら、記憶と感情を柔らかな曲線に託す竹村友里。その繊細でありながら力強い造形世界を、ぜひこの機会にご高覧ください。

イベント情報

日時
2026年11月5日(木)~ 2026年11月28日(土)
11:00〜18:00
毎週日月休み
場所
[中京区]
桃青京都ギャラリー ギャラリーA
京都市中京区一之船入町375 SSSビル1階

地下鉄東西線京都市役所前駅 ゼスト16番出口から徒歩3分
料金
無料
URL
https://www.gallerytosei.com/kyoto/
主催
桃青京都ギャラリー
問合せ先
075-585-5696
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。