2019年10月に開館した福田美術館は、江戸時代から現代にかけての美術品を幅広く網羅する豊かなコレクションで、お陰様で大変ご好評いただいております。
なかでも注目を集めているのは、2023年にその存在が確認された伊藤若冲(1716-1800)の《果蔬図巻》です。この作品は長年ヨーロッパの個人が所蔵していましたが、一昨年日本へ里帰りし、福田コレクションの仲間入りを果たしました。
本展では約1年間の修理を終えた本作品とその翌年に描かれた重要文化財《菜蟲譜》を並べて公開いたします。(4/25~5/8、6/20~7/5)
さらに、若冲最初期の作品である《蕪に双鶏図》や2025年に新たに収蔵された《老松白鶴図》など、新出作品7点を含む初期から晩年までの若冲作品約40点を展示いたします。また、福田美術館が所蔵する与謝蕪村、円山応挙、長沢芦雪など、若冲と同時代に京都で活躍した画家たちの優品も併せてご覧ください。若冲愛好家の方にはもちろん、美術に馴染みのない方にとっても、本展が若冲の芸術世界をより深く理解し、その魅力を存分に感じていただける機会となれば幸いです。