LINK展22

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
LINK展とは?

LINK展は2003年に京都市美術館において、スコップ美術表現研究舎が企画し、「人と人とのはざまー美術と社会の関わりのかたち」を掲げスタートしました。それ以降、ジャンル、世代の枠にとらわれず、現在の社会とアートとの関係を模索する展示を一年に一度行っています。

22回目となる今回展のテーマは「Leeway」です。

「Leeway」とは心の余裕・ゆとりを意味する言葉です。
また、船や飛行機が風によって針路からずれることを示す意味でも使われます。
わたしたちはそれぞれの目的地に向かって進む中で、
理不尽な出来事によって道を外れたり、前に向かって進み続ける気力を失ったりしてしまうことがあります。
船であれば荒波によって転覆したり、飛行機であれば乱気流によって墜落したりしてしまうことを避けるために、針路を変更するということが「ゆとり」とも捉えられます。
障壁が目の前に現れたとき、回り道することで「余裕」が生まれ、わたしたちは学び、成長し、人生が豊かに広がることでしょう。

しかし近年では、最短で目的をクリアするために、あらゆる無駄を削ぐという価値観が高く評価される風潮が目立ちます。
常に緊張感が漂い、他者を許すための心の余裕はなく、間違いやミスを起こしてしまった人を激しく非難する「炎上」という現象も起こっています。
わたしたちが生きている社会の中に非効率なものや異質なものが存在することを、
まるでシステム内に存在する「エラー:error」や「バグ:bug」と同じように捉え、排除しようとする。
そんな発想から争いや諍いが生まれてしまうのではないでしょうか。

今回のLINK展22では、「Leeway」をテーマにした作品を各作家が自らの視点で表現しました。
それぞれの作家の回答を通して、今求められている「余裕」や「ゆとり」とは何か、ご来場の皆様と共に考える機会になれば幸いです。

出展作家

浅山美由紀 / イガわ淑恵 / 池田宏介 / 石上智章 / 井上紗莉 / 今井祐美 / 岩堀葉 / 梅谷脩
/ 梅谷正惠 / 大角ユウタ / 斧田唯志 / kakeru / KAZE / gamineru / Karina Lim / 黒川麻紀子 / Gento / コーエン裕絵 / 小林優子 / こまきあいか / 小柳輝見子 / 坂井美弥乃 / 左古寛博 / 佐々木史哉 / サジ・トモコ / 重岡愛美 / 繁田友香 / シュウ コニシ / 鈴木杜央 / すだ子 / 宗由美子 / Soma / 田岡菜甫 / たかみようこ / 田中佐弥 / 張目実 / 辻井潤子 / 土手内友昭 / 外村まゆみ / 内藤清子 / 中島祥吾 / 永田大樹 / nagata yura / 長野由美 / 中村敦 / ナカムラチエ / 中元 / ばーしー / Pavel Pazukhin / 橋本明子 / 東山豊 / 藤喜直文 / フジタナオミ / Pratima / 保手濱洋子 / 増田頼保 / 松山彩実 / 三沢綾子 / 宮川光 / 武藤佳代 / 森小夜 / 八木仁志 / yAs / 山内雅裕 / やまぎしあい / ヤマゲンイワオ / 山田彩 / 山田さなえ / 結城賢 / Yukof / よしだひろ子 / 吉本義巳 / 若園千里 / わななき千太郎

主催 京都リンクプロジェクト

企画運営 LINK展22実行委員会

後援 京都府・京都市

協賛 同時代ギャラリー / メキシコ食堂・オラレ! / 酒菜けりあ / 共同アトリエ淀STUDIO / 宮崎竜一 / 外構エクステリア有限会社長嶋建装 / CAFE SARASA

協力 画箋堂

イベント情報

日時
2025年9月2日(火)~ 2025年9月7日(日)
10:00~18:00(最終日16:00まで)
場所
[左京区]
京都市京セラ美術館 本館2階北回廊
京都市左京区岡崎円勝寺町 124

https://kyotocity-kyocera.museum/access

料金
無料
URL
https://link-ten.com/
主催
京都リンクプロジェクト
問合せ先
kyotolinkten@gmail.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。