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> ちかの会 第2回能楽公演 『三 山』 浦田 保親
ちかの会 第2回能楽公演 『三 山』 浦田 保親
ジャンル
伝統
形 態
公演
向春の候、皆々様ご健勝の事と存じます。
さて、昨年私の念願でありました自主公演「ちかの会」を、皆々様のお陰をもちまして無事に旗揚げさせて頂きました。
今回は、前回岩船にて「初面」を致させました長男親良に「安宅」の舞囃子を、私は観世流としましては昭和61年に復曲されました「三山」に挑戦させて頂きます。
万葉集に詠まれる、大和三山を人に見立てた物語。一人の男性(香具山)を巡る二人の女性(畝傍山と耳成山)。今を盛りと咲き誇る桜子。花を羨み花を妬む桂子。ついには各々の枝を打ち交わし合い争う。古代の神話的世界を、激しくも悲しく、そしてなんとも美しく描いた春の物語です。
また、屈指の名曲「砧」を、大槻文藏先生を前川光長先生にお願い致しました。本来は太鼓の入らないキリの部分を、謡と太鼓の一調にてお聞き頂きます。これも珍しい一曲ですので、ぜひこの機会に。
その他、兄保浩と九郎右衛門師の「鉄輪」、「葵上」の仕舞など、能が描き出す様々な情念を、どうぞごゆっくりご鑑賞ください。
浦田 保親
14:00
舞囃子 「安 宅」 浦田親良
解 説 「いにしえの狂おしき恋心」 京都府立大学教授 山崎福之
奥一調 「 砧 」 大槻文藏 前川光長
仕 舞 「鉄 輪」 浦田保浩
「葵 上」 片山九郎右衛門
― 休 憩 ―
15:30
能 「三 山」 浦田保親
【浦田 保親(うらた やすちか)】
1967年、観世流職分・浦田保利の次男として生まれる。
幼少の頃より父・保利の稽古を受け、2002年より大槻文藏師に師事。
3歳のとき仕舞「春榮」にて初舞台、以降数多くの子方(子役)を演ずる。
10歳にて初シテ「猩々」、その後「石橋」「猩々乱」「道成寺」「望月」「翁」「安宅」などの大曲を演ずる。
1994年、兄・保浩や同年代の囃子方や狂言方たちとメンバーの技芸の向上と能狂言の更なる普及を目的に、能狂言グループ「心味の会」を結成。以降年1回の自主公演や、学校や幼稚園などでのワークショップを各地で開催。1999年のスペイン国際音楽祭に「心味の会」として参加するなどして、2009年まで活動。
近年は「能への橋がかり」と題した能楽体験講座や「話謡折衷」と題した能楽堂以外の会場での謡の会を開催。
脇田晴子氏作詞による新作能「石見銀山」「問はず語り」を手がける。
オペラやミュージカル等、他ジャンルの方々との作品にも参加。
2011年重要無形文化財総合指定の認定を受ける。
京都観世会理事、京都能楽会理事。
「保親浦声会」「ちかの会」等主宰。
イベント情報
日時
2013年4月6日(土)
午後2時 開演
(午後1時 開場)
場所
[左京区]
京都観世会館
京都市左京区岡崎円勝寺町44
地下鉄「東山駅」にて下車 徒歩7分
会館東隣りに駐車場あり
料金
指定席 6,500円
自由席 5,000円
学 生 3,000円
(↓HPにて割引販売あり)
URL
http://www.urachika.com
問合せ先
ちかの会
Tel/Fax (075)723-7764
Mail info@urachika.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。
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