自らを労り、愛し、葬る。
参加者それぞれが主役となる、儀式的な劇場空間が生まれます。
《Celebrate for ME: okuru》は、自分が自分自身の<おくりびと>となるというテーマの、VRヘッドセットを用いたXR(クロスリアリティ)作品です。岡田裕子によるアートイベント(2023年)にて1日だけの公開をし、話題となりました。2025年、いよいよ春秋座にて再公開されます。本展は、同シリーズの《Celebrate for ME: ikeru》(自らに献花する)と、新作《Celebrate for ME: utau》(自らのために歌う)の体験型作品も実施され、それらが会場で交差します。観客は、客席や舞台上を自由に回遊しながら、そのひとときを過ごします。オリジナリティに溢れるテクノロジーと演出で満たされた劇場空間で、生と死とのはざまを体験する希少な機会となることでしょう。どうぞお見逃しなくご来場ください。
※<おくりびと>とは「納棺師」の通称 です。
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岡田裕子バイオグラフィー
現代美術家。未来予想的でかつ独創性の高い作品をチャレンジングな手法で展開する。国内外の美術館展、アートイベント、レジデンス事業に多数参加。主な作品に、再生医療をテーマとした《エンゲージド・ボディ》、男性の妊娠を描いた《俺の産んだ子》、自分の葬送を仮想体験するXR作品《Celebrate for ME 》など。個人活動のほかに他者と協働するアートプロジェクトも立ち上げる。 <オルタナティブ人形劇団「劇団☆死期」>主宰。 家族(会田誠、寅次郎、岡田)のアートユニット<会田家>、Art×Fashion×Medicalの試み<W HIROKO PROJECT>。1970年生まれ。
https://okadahiroko.info/biography
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