KUNST ARZT では、福田真知の個展を開催します。
福田真知は、“時”を切り口に、川や木といった自然物や人々に内包するキラメキを引き出してきました。女子高生の後ろ姿を“時”をかけて被写体とすることで、まるで生命体から発するオーラのようなキラメキを捉えた「jewel(2012)」、落ちている一本の枝を複数に切断し、アトランダムに再構成することによって、それぞれの枝の部分が内包する時間軸が交錯し、不思議な生命体として立ち現れる「ニュータイムライン/グレードエスケープ/エダ」。本展では大きなモニターを使っての「jewel」の究極版をメインに、鑑賞者の動きによって作品の見え方が変わるインスタレーションを予定しています。ご注目頂ければ幸いです。
(Kunst Arzt 岡本)