KUNST ARZT では、清藤隆由の個展を開催します。
清藤隆由は、近年「成長」をキーワードに、造形フォルムを決めずに、無意識の手作業を通して生み出される有機的形態物を用いて、独特の空間を作り上げてきました。
「Small buds (2011)」や「Growth-山本邸にて(2012)」では、それが和室の畳を突き破るようなインスタレーションを展開し、「Small buds (旧東部小学校、2011)」では、それが蠢くような白い机を実際の教室に挿入するインスタレーションを展開しました。
珊瑚のようでもあり、骨のようにも見える陶やFRP製のそれを用いたインスタレーションには、ある意味「成長」の終着点でもある「メメント・モリ」をも感じることが出来ます。ご注目して頂ければ幸いです。 (Kunst Arzt 岡本)