第158回明倫茶会「点 音」

ジャンル
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形 態
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サウンド・アーティスト、鈴木昭男による"音を点てる茶会"

京都芸術センターでは2000年の開館以来、様々な分野で活躍する方々を席主に迎え、それぞれの個性でおもてなしをする「明倫茶会」を開催してきました。第158回明倫茶会「点 音(おとだて)」では、席主として鈴木昭男(すずき・あきお)氏をお招きします。

1941年生まれ、京都府京丹後市網野町と京都府与謝野町を拠点に現在も活動を続ける鈴木昭男は、日本を代表する先駆的なサウンド・アーティストです。本茶会でも演奏される2つのブリキ缶をスプリングで繋いだエコー音器「アナラポス」の創作・パフォーマンスや、日本標準時子午線の最北端にある網野町(現・京丹後市網野)に1年半かけて制作した場において、終日、禅行の如く自然の音に耳を澄まし続けるプロジェクト「日向ぼっこの空間」など、鈴木はこれまで多種多様な実践を通して、この世界に在る音を身体的に捉え続け、「聴く」ということを探求してきました。

代表的なシリーズとして知られる「点 音」は、野外でお茶を楽しむ「野点(のだて)」に倣い名付けられた造語であり、耳と足型を合わせたマークの上に立って、周りの環境に耳を立てる作品です。このプロジェクトは、1996年にベルリンで開催された「ゾナムビエンテ・フェスティヴァル 聴くことと見ることのために」において初めて発表され、これまで世界各地50以上の都市で行われてきました。実は京都芸術センターにも、2009年に開催された展覧会「ある風景の中に」の際に設置されたレリーフが残されています。

鈴木によるマスターピースである「点 音」。その語源を足掛かりに、これまで彼が残してきた足跡を辿りながら、今回はプロジェクト初の試みとして"茶会"を開催いたします。北館1階のギャラリー北の前に埋められたひとつの「点 音」を出発点に、自然に耳を傾けながら、京丹後のお茶とお菓子をお楽しみください。

イベント情報

日時
2024年3月24日(日)~ 2024年3月31日(日)
第一席 11:00- / 第二席 15:00-
*各席定員30名
場所
[中京区]
京都芸術センター 大広間、ほか館内各所
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

料金
1,500円(税込)
※要予約、当日精算
URL
https://www.kac.or.jp/events/35173/
チケット/申し込み
https://www.kac.or.jp/events/35173/

【定員に達しました】
主催
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
問合せ先
京都芸術センター(受付時間 10:00~18:30)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
TEL:075-213-1000 FAX:075-213-1004
E-mail:info@kac.or.jp(担当:中谷)
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。