今回の特別展は、川島織物セルコンが明治中期より手掛けた卓被(たくひ)や卓敷(たくしき)、皿敷(さらしき)の史資料やコレクションをご紹介します。
文明開化と共に洋風建築と調和する室内装飾織物のアイテムに卓上を飾るテーブルクロスのような卓被や卓敷があります。二代川島甚兵衞は、1886(明治19)年に初めての海外視察を経て、内装様式における必要性を実感しました。帰国後、早々に室内空間のトータルコーディネートを想定し、当社独自の意匠や製作方法を考案し、普及させていきました。
卓上を華やかに彩る染織品と様々なデザインの魅力をご堪能頂ければ幸いです。