【作家】
井上賢治、小宮太郎、シンジ、神馬啓佑、鬣 恒太郎、抜水麗生
レセプションパーティー
日時:2012年12月8日(土)18:00〜
トークイベント
小崎哲哉×山田麗音(BACADESIGN)×出展作家
日時:2012年12月16日(日)16:00〜
料金:無料
このたび京都を拠点に活動する20代の作家を中心に「寄生」をテーマとした自主企画展を開催します。
「寄生」とは、ある生物が他の生物の体表に付着または体内に侵入し、そこから栄養をとって生活すること。また、他の働きなどに頼り、生きていくこと。などの意味であり、寄生された媒介(宿主)は寄生後も自らの生を継続して営みます。本展で述べる「寄生」とは、この寄生者と宿主の双方が絶妙に共存する関係性を指します。
ここに出展する作家達は、「環境」「文脈」「空間」「時間」「素材」「イメージ」「意味」「システム」など、積極的に他の力や流れに介入し、対象との関係を表現として取り込み作品へ昇華しています。しかしながら、表現が多様化した現代の美術において、外的要素を作品として取り込む表現は、もはや当たり前に機能しています。これからの世代は取り込むことから、もう一歩進んだ形で生み出される表現が必要となってくるのではないでしょうか。
本展は『Parasitism –寄生の美学–』と称し、作品や作品が制作されていくプロセスを「寄生(寄生者と宿主との関係)」という言葉で類別することによって、新しい表現の可能性を探ろうとするものです。
また、美術に限らず、ソーシャルメディア等の発展により、ますます他者との距離感や関係性が変化している今、現代を読み解く新たな視点の発見は重要となってきます。是非、会場に足を運んでいただき作家達の挑戦と寄生の美学を実感して下さい。
BACADESIGN