一般財団法人たんぽぽの家では、関西を中心に障害のある人の舞台芸術を幅広く紹介するイベントを定期的に開催しています。
今年度は、昨年度に続き2組のコラボレーションとトークをお送りします。障害のある人とない人とが、音楽やダンスといったそれぞれの向き合ってきた表現活動を重ね合わせて、一緒に新しい作品を発表します。前回は、「Wa No Wa×森田かずよ」「HANA PLAY」の2組が出演し、前売券が完売しました。ぜひ早めにチケットをお買い求めください。
・
知らない国に旅にでると、目にするもの耳にするもの、肌に触れる空気、すべてが普段の生活と違っていることにとまどうことがあります。同時にいつもとは異なる感覚の回路がひらくようなことも。
今回は異なる場所で活動してきたアーティストや団体の共演による、ふたつの演目をお届けします。活動のなかで醸成されてきた固有の言語や文化をもつ人どうしが、今いる場所から旅にでてお互いの表現にふれたときに、何がうまれるのでしょうか。ぜひご来場ください。
▼プログラム
〇武内美津子×志人
詩作からダンス、演劇など幅広く活動を行い、東京2020パラリンピック開会式への出演でも知られる武内美津子(たけのうちみつこ)さんと、独自の日本語表現を探求しながら、音楽表現・舞台芸術・古典芸能といった分野で言葉と音を中心とした芸術活動を行う志人(シビット)さんによる共演。「見えること・見えないこと/聞こえること・聞こえないこと」をテーマに、二人の出会いから生まれた詩を表現します。
〇アゴラ太鼓×ンコシ・アフリカ
奈良の音楽教室「アゴラ音楽教室」から生まれた和太鼓チーム「アゴラ太鼓」と、アフリカンマリンバやジャンベなどの南アフリカの音楽を伝える、ジョゼフ・ンコシさん、河辺知美さんによるユニット「ンコシ・アフリカ」によるコラボレーション。太鼓という共通のメディアをベースに、アフリカと日本という文化とリズムの重なり合いをお届けします。
〇アフタートーク「出会いと創作のプレイバック」(進行:小島剛)
子どもとアーティストの様々なコラボレーションを生み出してきた「タチョナ」の小島剛さんの司会で、今回のクリエーションにあたり、どのような出会いからパフォーマンスが生まれ、どのような驚きや発見、喜び、そして戸惑いがあったのか、それぞれの出演者よりお話を伺います。
*それぞれのプログラムの間に休憩が入ります。
*プログラムの順番や上演時間等は、詳細が決まり次第たんぽぽの家のウェブサイトにてお知らせします。
*パフォーマンスの中で大きな音が出ます。イヤーマフ(先着3台)の貸し出しを行っております。