タカ・イシイギャラリー京都と小山登美夫ギャラリー京都は2つの個展、木村友紀「Interior 6L01〜107T」、落合多武「Meadow Traveler, Madeleine Severin(牧草地の旅行者、マデリーン・セヴェリン)」を同時開催いたします。また同期間中、TKGエディションズ京都では、木村と落合の企画によるグループ展「足りないOのために“KYTO”」(展示作家:伊藤りょう子、ニシジマ・アツシ、大木裕之)を開催いたします。
落合 多武「Meadow Traveler, Madeleine Severin(牧草地の旅行者、マデリーン・セヴェリン)」 会場:小山登美夫ギャラリー京都
本展で落合多武は、移動する事をテーマにファブリックの上に漂白剤で描いた絵画シリーズ、辞書に掲載されている最初と最後の街を往復した映像作品、アーティストブック「meadow traveler’s restaurant guide」に掲載の28点のドローイングを展示します。このアーティストブックは、メキシコシティにあるポーランドレストランなど、その場所と料理の内容が乖離する実在するレストランの地図を描いたもの。シュルリアリスム文学に通じる背景を超えた要素の組み合わせによって現れる、「自然の中にぽっかり浮かぶmeadow(低地にある牧草地)」(同アーティストブックの落合のテキストより)のような場所を行く旅行者のためのレストランガイドです。さまざまな事物を断片化し、結びつけることで常識的な文脈を軽々と超え、自由で複雑な意味作用の共鳴、そして豊かな想像力の広がりを提示する落合。小山登美夫ギャラリーでは5年ぶりの個展となります。
オープニング・レセプション
2012年11月30日(金)18:00〜20:00
会場:小山登美夫ギャラリー京都、タカ・イシイギャラリー京都