Art Spot Korinでは、2024年1月23日(火)より西薗静による個展を開催いたします。
展覧会について:
平面が、視覚を通して身体に与える感覚に関心を持って制作しています。
前回の個展では、絵画空間が展示空間に拡張してゆくさまを想像しながら、画面の内と外、平面と立体空間を繋ぐ場として、「空白」に焦点を当てました。
今展は、その延長線上に位置したものです。
絵の前に立ちました。
画面の空白部分を、立体空間の何も置かれていない場所へ、重ね合わせて捉えようと試みたとき、「介在するもの、なにかの周辺」であるという側面が共通して含まれていることに思い至りました。
作品のまわりに広がる空間は、これまでも重要な関心事でした。近頃は、図を描いている最中においても、画面の外が、より大きな存在として意識に上るようになってきています。
絵画をならべ、そこに立つことによって、平面と展示空間のやりとりについて、そして、そこに存在している私たちの身体について考えます。
作家の略歴:
1990 大阪府に生まれる
2017 京都教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了