【アーティスト・トーク】ナオミ・リンコン・ガヤルド/聞き手:橋本梓

ジャンル
  • 美術
形 態
  • トーク
『ホルムアルデヒド・トリップ』の上映パフォーマンスと展覧会の開催に併せて、アーティストのナオミ・リンコン・ガヤルドによるアーティスト・トークを行います。

メキシコを拠点に活動するナオミ・リンコン・ガヤルドは、自身のことを「グローバル・サウス出身の、有色のクィア、脱植民地のフェミニスト、ビジュアルアーティスト、抜け目のない研究者」と語ります。その作品は、人種・民族・ジェンダー・セクシュアリティ・階級といった様々な権力関係の交差によって強いられた個人や集団への抑圧に、多様な性やジェンダー表現、喜び、憤り、祝福をもって対抗し、それを別のかたちの世界へと転換する欲望と活力を煽ります。

トークの前半では、ガヤルドがこれまでの活動や最近作について紹介します。後半は、学芸員の橋本梓を聞き手に迎え、対談形式でガヤルドの芸術実践についてさらに話を聞いていきます。

※本プログラムは、京都精華大学が2021年度より実施している「マイノリティの権利、特にSOGIをはじめとした〈性の多様性〉に関する知識と、それらを踏まえた表現倫理のリテラシーを備えたアートマネジメント人材育成プログラムの一環です(文化庁「大学における文化芸術推進事業」)。2023年度は総合タイトルを「あなたの隣を歩く人がいる」とし、ワークショップ、レクチャーシリーズ、上映パフォーマンス/展覧会他を開催しています。
https://tonari-aruku.kyoto-seika.ac.jp/

◆プロフィール◆
ナオミ・リンコン・ガヤルド
Naomi Rincón Gallardo
メキシコシティとオアハカを行き来して暮らし、活動する。脱植民主義的クィアの視座から、リサーチに基づきつつ批判的観点を取り入れた神話的な世界観を練り上げ、ネオコロニアルな環境における対抗世界の創造について考えている。近年の展覧会に「ツィツィミメ三部作」(2023年、La Casa Encendida、スペイン)、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ(2022年、イタリア)、第34回サンパウロ・ビエンナーレ(2021年、ブラジル)他。
https://www.naomirincongallardo.net/


橋本 梓
国立国際美術館主任研究員

専門は現代美術。グローバルな美術史とローカルなアートの摩擦がもたらす創造性に関心を持ち、さまざまなキュレーションの実践を行う。近年の主な展覧会に「THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ」(2016年、国立国際美術館)、「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(2018年、国立国際美術館、共同企画)、「Viva Video! 久保田成子展」(2021年、国立国際美術館ほか、共同企画、倫雅美術奨励賞受賞)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(2022年、森美術館、共
同企画)他。

イベント情報

日時
2024年1月13日(土)
16:00~18:00
場所
[中京区]
京都芸術センター 大広間(西館2階)
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

〇JR「京都」駅から地下鉄烏丸線に乗り換え「四条」駅下車、22・24番出口から徒歩5分
〇阪急京都線「烏丸」駅22・24 番出口から徒歩5分
〇京阪本線「三条」駅より地下鉄東西線・烏丸線「烏丸御池」駅下車、4番出口から徒歩10分
〇京都市営バス「四条烏丸」下車、徒歩5分(3・5・201・203・207系統など)
料金
無料
URL
https://tonari-aruku.kyoto-seika.ac.jp/event/522/
チケット/申し込み
公式WEBサイトから前日までにお申込みください。(定員100名/先着順)
主催
京都精華大学
問合せ先
京都精華大学 学長室グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
TEL : 075-702-5263(平日のみ)
Eメール : lgbtqseminar@kyoto-seika.ac.jp
※プログラム当日のお問い合わせはメールでお願いします。
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。