《ギターとピアノ 異なる解像度を持つ楽器たち》
出演:黒崎拓海 (Pf), 山田唯雄(Gt)
音量や音数、圧倒的な転調の自由度を誇り、特にロマン派以降覇者となったピアノ。対して同時代、一時勢いを失いながらも、クラシック音楽史に今も確かに存在するギター。 この2つには “一人の奏者によって完結した音楽世界を表現できる” という共通の個性があります。
本企画では、楽器の持つあらゆる特徴(音色・同時発音数・テクニッ ク等)により『音楽は解像される』と捉え、共通のモチーフ(シューベルト歌曲やフォリアの主題)が異なる楽器によって描画・出力されるときの、それぞれの解像度に迫ります。
※「解像度」とは通常、画像を表示するドットの密度を表す言葉。
【プログラム】
・J.K.メルツ / オペラ「リゴレット」に基づくディベルティスマン
・J.K.メルツ / 涙の讃歌 他 (ギターのための 「6つのシューベルトの歌曲」より)
・F.リスト / 糸を紡ぐグレートヒェン 他。(12のシューベルトの歌 より)
・S.ラフマニノフ / コレッリの主題による変奏曲 作品42番
・M.M.ポンセ / スペインのフォリアの主題による変奏曲とフーガ
・M.C.テデスコ / ピアノとギターのための幻想曲 作品145番