偶然、異なる物体の形が重なって見えた時、''4次元"が垣間見える。
切り取られたイメージをそれぞれ貼りつけ4次元の具現化を試みた。
不安定に引っ掛けられたキャンバス、半透明の湾曲したアクリル板は"絵画"であり、空間から切り離された窓として機能する。
ある限られた見方にとらわれずに、視点をずらして見つめ直す事でその存在に気づく。
今回の展示では、熊間の空間を型取りトレースした支持体へイメージを写し描いた。
作家
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フィルター付きのレンズとも、ステンドガラスとも形容し得ない。そこに写る物体や、構図、雰囲気など、どこまで、どこから、何を通して観ていたのだろう。
澤が観たとある瞬間を、好い加減に整形された透明なアクリル板の上に見ることができます。
作品を通して、澤さんの思考や、作品に写された瞬間の雰囲気、作品の置かれている環境など、知覚できる対象をどれだけ広げられるでしょうか。
すっと、熊間の蔀戸を押してみてください。きっと何か感じとっていただけるでしょう。
家主