加藤菜々子 峰松沙矢 二人展「 tiny moon, tiny sea 」

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
この度、2023年9月29日(金)から10月9日(日)まで、加藤菜々子と峰松沙矢による二人展「tiny moon, tiny sea」をgallery metaboにて開催致します。



加藤はイメージの再現性に対する疑問から、写真や映像、インスタレーションによってイメージ自体が持つと錯覚される完全性を遠ざけ自身に近づけようとする制作に取り組み、本展示ではテキストから自動画像生成された画像から、30枚のサイアノタイプで現像されたシリーズを発表します。

峰松は他者と目を合わせることの相互関係から生まれる両者のずれに関心を持ち、個を微弱なイメージで捉え、絵画やインスタレーションから自己の地点を保つ要因を探る制作に取り組み、本展示では2つの画面から見える痕跡や自身のイメージを重ねた絵画やドローイングを発表します。

両者は写真と絵画といった異なるメディアを扱いながらも、共通して固有のイメージは他者との関係によって常に流動的に変化するものであると捉えています。
加藤のサイアノタイプのシリーズは、同一のイメージでありながらも、日光のもとで日々変化する紫外線から現像され、峰松は目に焼き付いた人の目といったイメージや、影、シミといった画面に実在する痕跡を追っています。
展示タイトルである”tiny moon, tiny sea”は、光に照らされ目で見えていながらも、遠く掴むことのできないイメージの距離を、両者の位置から観測しているものとしてつくられた言葉です。
光を受けた影響によって起きるイメージの微細な変化から自己と対象との間を介在する光の観測を試みます。


_______________________


加藤菜々子 Nanako Kato

1996年大阪府生まれ。2023年に京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 構想設計専攻を修了。

2023年4月 個展「camera」galerie16 (京都) KG+
2023年2月 京都市立芸術大学作品展「camera」京都市京セラ美術館 (京都)奨励賞
2022年2月 京都市立芸術大学作品展「みつめるしぐさ」京都市立芸術大学校内  (京都) 奨励賞
2021年10月 京都駅ビル芸術祭2021 京都駅ビル7階東広場(京都)


峰松沙矢 Saya Minematsu
2000年大阪府生まれ。現在京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 油画専攻に在籍。

2023年9月 「トゥルービヨン21 part1」O gallery eyes(大阪)
2023年8月 「スローイング・スパゲッティ at VOXビル」 VOXビル(京都)
2023年3月 「展示力合宿!inかなざわ」金沢市民芸術村(石川)
2022年3月  個展 「はな あな たもたれるはな」 MEDIASHOP|gallery2 (京都)

イベント情報

日時
2023年9月29日(金)~ 2023年10月8日(日)
11:00 - 19:00
月曜日休廊
場所
gallery metabo
〒606-8392 京都府京都市左京区聖護院山王町18メタボ岡崎103・105

●京都市バス 「熊野神社前駅」下車 徒歩2分
●京阪電車 「神宮丸太町駅」4番出口より鴨川を背に東に徒歩10分
●市営地下鉄 「東山駅」2番出口より東山三条交差点を北に徒歩15分、東山丸太町交差点で右折し徒歩1分
料金
無料
問合せ先
mineee0528@gmail.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。