ギャルリーためながは1969年印象派から現代美術を扱う画廊として銀座にて創業し、その2年後にパリ・大阪にも開廊。そして2021年パリ店が50周年を迎えた記念すべき日に、新進気鋭の日本人作家を世界に発信すべく京都店を開廊致しました。
今回Tricolore展と題した展覧会を開催しフランスをテーマとした新作をご紹介致します。
1867年、日本が初めて参加したパリ万国博覧会で注目を浴びたのは数多くの日本の芸術品でした。モネやゴッホに代表されるように、これらの魅力の発見がきっかけで両国の文化の交流が始まります。影響を及ぼす一方で、日本人は芸術の他に料理やファッションと云う分野において常にフランスの感性を認め称え続けてまいりました。本展では、文化的にお互い強い影響を与え与えられてきたフランスを、現代の日本人の作家達が表現した様々なフランスをご鑑賞戴きます。
フランスは日本の中で総領事館を京都に置いている唯一の国でもあり、1958年に京都が姉妹都市として初めて提携したのも首都パリです。フランスに縁深い此の京都で、人の想像力とはこれ程までに多肢に広がりを見せてくれるものなのだと、思い思いのフランスを楽しんで頂ければ幸いです。
出品作家一覧 (敬称略)
大竹寛子 小津航 木村佳代子 中村ケンゴ 水野悠衣 山本大也 吉川民仁