哀愁漂うパリの風景を描いた画家として知られるモーリス・ユトリロ(1883‐1955)。アルコール依存症の治療のために始めた絵画制作でその才能を開花させ、1928年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を受章し、エコール・ド・パリの代表的な画家のひとりとなりました。約半世紀におよぶユトリロの画業の中でも、1908~14年頃の「白の時代」に描かれた作品は特に高く評価されています。
ユトリロの生誕140年を記念した本展では、画家としての名声を高めた、白壁の描写が特徴的な「白の時代」の作品を中心に、初期の「モンマニーの時代」、1915年以降の色使い豊かな「色彩の時代」、そして晩年までの作品を国内のコレクションからご紹介します。
《ギャラリートーク》
□会場:美術館「えき」KYOTO
□日時:12月2日(土) 1回目11:00~ 2回目14:00~
□講師:松沢 寿重氏(新潟市新津美術館 館長)
※各回約30分
※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話しいただきます。
※事前申し込み不要。ご参加は無料ですが、美術館入館券は必要です。
※混雑した場合は、入館制限させていただく場合がございます。