KUNST ARZTでは、下村悠天の個展を開催します。
下村悠天は、二次元のキャラクターへの関心、欲望から、
結果として、絵画的イリュージョンを誘発させるアーティストです。
#シリーズは、膨らませた風船の上にアクリル絵具で
キャラクターの顔を描き、萎んだ状態を“絵画”として
表現する連作です。萎んだ状態であることが、
キャラクターが3次元化したことの証でもあり、
729個もの萎んだキャラクターの顔がシンプルに
並べられた作品「##0」(2022)には、圧倒的な凄みがあります。
本展は、現在展開中の#、\、Re-touch
(当個展より「⊥」から改題)の3シリーズを
同時にご覧いただける構想です。
お楽しみに。
(KUNST ARZT 岡本光博)