○○が連続された時

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
手描きアニメーションと絵画は、動く絵 / 静かな絵として対照的なものだろうか?

何枚もの絵を連続再生することでイリュージョンを見せる手描きアニメーションは、常に時間と共にある。それは我々人間や自然の「生」そのものとも似ている。静止した時間はほとんど死に近い。

では静止した絵である絵画の中に時間は存在しないだろうか。膨大な筆致が重なった画面。ダイナミズムを感じさせる画面。見る人によってその内容が移り変わっていく画面。こうして視点を変えれば、絵画にも時間は存在していると言えるかもしれない。

両者はともに一枚の絵から始まり、成長していく。

指先で一筆一筆描く中で作り手の意図や心境が画面に流れ込み、それらの絵が時には何千枚単位で綿密に繋ぎ合わさる。「ひとコマ」と言われる一枚は1/24 秒の存在でしかなく、それらがたくさん連続され、初めてアニメーション作品と呼ばれる。

絵画を描く前には、何枚もの習作と素描が重ねられる。最後に出来上がる作品は一枚でも、そこに何枚もの絵が畳み込まれている絵画は、手描きアニメーションと近いようでもある。

静と動、習作と本作といった一見対照的なもの達の境界に、異なる領域で活動する7名の作家が光を当てる。

出品作家:唐田綾子、沈楠、朱家宜、ジダーノワアリーナ、中村百花、平岡真生、船越菫

イベント情報

日時
2023年2月28日(火)~ 2023年3月9日(木)
11:00〜18:00
3/5(日) 休み
場所
京都精華大学ギャラリーTerra-S
〒606-8588
京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館3F

京都市営地下鉄 国際会館駅から スクールバスで約10分
叡山電鉄 京都精華大前駅から 徒歩すぐ
駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
料金
無料
URL
https://gallery.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/230227a/
問合せ先
TEL:075-702-5263
FAX:075-722-5440
E-mail:gallery@kyoto-seika.ac.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。