Cutie Family's Love at the Time and after Corona 展

このたびAMMON KYOTOでは、2023年2月17日(金)より篠原有司男、篠原乃り子、篠原アレックス空海の一家によるCutie Family's Love at the Time and after Corona展を開催いたします。

本展では、篠原有司男のエネルギッシュなパフォーマンス《ボクシング・ペインティング》によって製作された大作や昨年描かれた新作、篠原乃り子が自身の分身として描いた《Cutie》シリーズ、篠原アレックス空海による新作を中心に展示いたします。是非ご高覧賜れますと幸いです。

《アーティストステートメント》
篠原有司男
グローブの代わりにね、ボロ布を拳に巻きつけて、それでキャンパス代わりに、ケント紙を空地のコンクリートの壁にダーっと貼って、よし行くぜ！って墨汁をたっぷりつけて、右から左へこの野郎この野郎って感じで、ボカンボカンぶん殴りながら、墨汁の飛沫がすごいけど、左に向かって最後まで行くんだよ。
構図がどうとか戻ってこの辺に一発欲しいなとか、そういうタブロー絵画の意識は全部捨ててるからさ、とにかく、このまま行くってかないって。

篠原乃り子
不思議な事が起きていた。世界中が Corona の為に Lock Down を始めた2020年の春先。
この Pandemic が世界中に静けさをもたらし、空は澄み、川の水も海の水も透明になり、空気は清々しくなり、 Venice の運河ではイルカが泳ぎ、白鳥までも訪れていた。いつもは人混みの New York の Times Square も Ghost Town と変わり、怖い程に人がいなくなった。
世界中の空気を呼吸したかった。でも、マスクをつけて Dumbo の公園を歩くのが精一杯。透明な光が漂う Times Square にすら地下鉄での感染が怖くて行けないままに月日が過ぎた。
そうだ、Cutie の魔法がある。Teleport で、飛ぼう。Pandemic 以前に訪れた Paris に又飛んで、Josephin Baker に変身、 Metamorphose だ!
恋人たちよ、携帯やコンピューターを使って接吻しなくても大丈夫、Cutie の Magic があれば。

篠原アレックス空海
人々は特定の方法の中で行動し、考えることを余儀なくされていると感じることがある。
私の作品を見て、こうしたパターンから解放される人がいてほしいと願う。