【KEX】小野彩加、中澤陽/スペースノットブランク『再生数』

ジャンル
  • 演劇
形 態
  • 公演
スクリーンに映されたドラマ。
これは、映画か演劇か?

どちらも劇場で体験される芸術なのに、交わることのない「演劇」と「映画」。一般に、前者はライブで演じられ、後者は映像を再生する。そんなふたつの邂逅を目撃できるのが、『再生数』だ。
本作を手がけるのは、今注目のコレクティブ「スペースノットブランク」と、岸田國士戯曲賞受賞作家でもある気鋭の劇作家・松原俊太郎。小野彩加と中澤陽からなるスペースノットブランクは、舞台芸術の新たな思考や手法を探究しながら、固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源として活動してきた。
松原とは2019年より継続的に協働しており、4度目となる本作では、なんと、演劇の上演と映画の上映をリアルタイムで表現していくという。8人の出演者のうち、2人が担うのはカメラの役割。残る6人が演じる松原作のドラマを、舞台上のスクリーンに映し出されたカメラの視点を通して「映画」として鑑賞する。演劇と映画を同時に鑑賞するような二重の体験が待ち受けているのだ。
言葉、サスペンス、切実さ、軽快さ……さまざまな意味と印象がコラージュされた松原の戯曲と、スペースノットブランクの演出によりスピード感をもって解体されていく空間と身体­­——。舞台上に巻き起こるドラマと再生成されていく演劇と映画の関係は、いかに結実するのか。その協働が行き着いた新たな境地に、頭痛がするくらいどっぷり浸かりたい。


<あらすじ>

————あーー! 何回死ねばいいの?
         もし、死んじゃっても、必ずわたしのいるところに、来て————
何度も殺されるフフと、何度も助けるミチコのふたりは小さなループを作り、生活していた。ある日、そんなふたりのルームに映画を撮りたい男たちがやってきたことでループは歪む。撮影が開始されたルーム内で、生きているひと、死んでも死なないひと、もう死んだひとらがガチガチにぶつかりあい、生まれてくるのは『タイタニック』を超える感動巨編? 泣く子しかいないホラームービー? ちっぽけな現実の焼き直し? 生と死とそのあいだでぶつかっては鳴る、この音を聞いてください。

イベント情報

日時
2022年10月1日(土)~ 2022年10月2日(日)
10.1 (土) 14:30 / 19:00
10.2 (日) 14:30 ★♡

★ポスト・パフォーマンス・トーク
♡託児あり

上演時間:90-120分(予定)
場所
[左京区]
ロームシアター京都 ノースホール
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13

■ 京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車1番出口より徒歩約10分
■ 市バス32・46系統「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ
■ 市バス5・86系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩約5分
■ 市バス31・201・202・203・206系統「東山二条・岡崎公園口」下車徒歩約5分
料金
前売:一般 3,000円
  ユース(25歳以下)・学生 2,500円
  高校生以下 1,000円
  ペア 5,500円

*当日券は+500円(高校生以下は同額)
*自由席
URL
https://kyoto-ex.jp/shows/2022_spacenotblank/
チケット/申し込み
https://kyoto-ex.jp/shows/2022_spacenotblank/
主催
スペースノットブランク、 京都国際舞台芸術祭実行委員会
問合せ先
KYOTO EXPERIMENT 事務局
[開催期間中は無休]
Tel:075-213-5839(11:00–19:00 日曜・祝日休) 
Fax:075-213-5849 
Mail:info@kyoto-ex.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。