このたびAMMON KYOTOでは、2022年9月17日(土)より東京都出⾝の書家、⾦澤翔⼦による個展を開催いたします。5歳から⺟・泰⼦⽒の師事で書を始めた翔⼦⽒は、全国の名だたる神社仏閣での席上揮毫を⾏い、国内外で数多くの個展を開催し、現在もその活躍の場は多岐に渡っています。
本展では、旧約聖書《創世記》の第一章に描かれる「天地創造」における7日間を想起させる作品群を、展示空間を宇宙に見立て新作〜近年の作品を中心に発表いたします。
神が天や地とその万象を創造したように、真っ⽩な紙から彩り豊かな表現力とともに新たな世界を⽣み出す金澤氏による書で独創的な「天地創造」の物語を紡げたらと願い企画をいたしました。
是非ご高覧賜れますと幸いです。
ARTIST STATEMENT
「今日はお天気悪いね」と言うと翔子が「どうして悪いの?」と聞いてきた。
「雨が降るから、お天気は悪いの、雨の日はお天気が悪いと昔から言うの」
と説明すると「雨は悪くない、お庭の葉っぱも喜ぶし」。
そうか、翔子には悪いお天気は無いのだ。
風も、雨も三日月もみんな悪くないのだ。
私たちはなんて傲慢なのだろう。
(日めくり金澤翔子の書より抜粋 文:金澤泰子)
PROFILE
⾦澤 翔⼦ | 書家
東京都出⾝。5歳から⺟の師事で書を始める。全国の名だたる神社仏閣での席上揮毫を⾏い、個展も国内外問わず数多く開催。ローマ教皇庁(バチカン市国)に⼤作「祈」を寄贈。上皇陛下御製(天皇御在位中)を謹書。東京2020(オリンピック・パラリンピック)公式アートポスター制作アーティスト就任。NHK ⼤河ドラマ「平清盛」題字担当や国連本部での⽇本代表スピーチなど、活動は多岐に渡る。国外ではニューヨーク、チェコ、シンガポール、ロシア、台湾等で個展を開催。これまでに延べ200 万⼈が⾦澤の書にふれ、年間10 万⼈以上が個展に訪れる。東⽇本⼤震災後に発表した⾃⾝代表作「共に⽣きる」を合⾔葉に、被災地への応援や障害者⽀援など、共⽣社会実現に向けた活動にも継続的に取り組んでいる。紺綬褒章受章。⽂部科学省スペシャルサポート⼤使。