鈴木陽子作品展vol.14「ソロモンの歌」（コンサート）

今回で１４回目となる鈴木陽子作品展は、自然現象、映画、絵画、そして時々に読んだ小説から着想を得た作曲作品からなっており、演奏にピアニストの中村和枝を迎え、アメリカの小説家、トニ・モリソンの「ソロモンの歌」からインスピレーションを得た作品を中心に全曲初演の作品をお届けします。

演奏：中村 和枝（ピアノ）

【プログラム】
鈴木 陽子作曲/「緑の光線」（2018）初演,「静物画」（2020）初演,
　　　　　　　「ソロモンの歌」（2021）初演　ほか

■鈴木陽子（すずき・ようこ）/作曲
パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲専攻ならびに愛知県立芸術大学大学院作曲専攻修了。
これまで13回の作品展を京都、大阪、東京、愛媛と横浜で開催し、作曲作品の発表を意欲的に行なっている。作品展の一部はYouTubeで公開している。2010年に詩集「金色のねこ」刊行。
第8回から第13回作品展の録音により、6枚のCD「音と染」、「人魚姫」、「父の残したもの」、「吹・擦・打」、「砂漠の向こうから」と「鳥獣戯画」をリリース。CD「鳥獣戯画」は、レコード芸術2021年7月号で準特選。

■中村和枝（なかむら・かずえ）/ピアノ
武蔵野音楽大学卒業。JML入野義朗音楽研究所にて研鑽を積む。第3回日本現代音楽ピアノコンクール、第3回スペイン・シッチェス20世紀音楽コンクール、共に優勝。
国内外の多くの演奏会・音楽祭で演奏・録音を行なっている。2002年に作曲家・山本裕之と共に現代音楽ユニット“claviarea”を結成。
2017年5月にはトロンボーン奏者・村田厚生とのユニット”コンテンポラリー・デユオ“でスイス・ドイツの5都市でリサイタルを行う。
ALMレコードよりCD「to you from・・・」、「松平頼暁・24のエッセーズ」をリリース。尚美ミュージクカレッジ、JML入野義朗音楽研究所講師他。