いけばなは花と協力することで生き生きとした美をつくりだす芸術です
自然の一部を切り取り、器に入れることで花たちが新たな物語を語り始めます。
花と良い関係を築いて心を通わせ、それぞれの個性を存分に発揮させる。
それにはいつ頃どんな環境に育つのかを知り、花を生かす技術が必要です。
花は大切に扱い心をこめていけると必ずそれに良い表情で応えてくれます。
肝心なのは花を敬う気持ちです。
すべての命を尊び、花と一緒に綺麗なもの何か人をほっとさせるものをつくりあげる。
それがいけばなの究極の姿だと思います。
この度、立花時勢粧333年を記念して「花の芸術」いけばな展を開催します。
私たちのいけばなから心地よい風が皆様に届きますように。
桑原専慶流家元 桑原仙溪