そのような状況もあり、このグループ展では、今身近な存在である「ファストフード」をテーマに掲げ、「見方」の多様さを感じていただきたいと思っています。例えば、ファストフードを買う際の、入店してから食事、店を出るまでの流れに注目していたとき、「世界中どこでも同じ」という見方があるとします。しかし、客層を見ていると日本と海外のある国では大きな違いある事が分かり、同じ京都市内でさえ「異なっている」と感じるかもしれません。展示に参加する7人はインスタレーションやイラスト/マンガ、短歌、写真などの異なった方法でテーマを表現します。この展示を通して、テイクアウトして家で食べることも多くなったファストフードを、従来のイメージからTake it Out(連れ出す)ことができれば嬉しいです。