京都の地で伝承され、独自の文化を育んでいる「狂言」と「京舞」。異種芸能でありながら両者が共通に持っているテーマを取り上げ、比較上演する三年連続企画の第二弾。
今年は「メルヘン」をテーマに、レパートリー演目のほか、初の試みとなる京舞・狂言合作による新作も披露します。
企画:田口章子(京都芸術大学教授、歌舞伎研究)
【プロフィール】
▽井上安寿子(いのうえ やすこ)
京舞井上流五世家元井上八千代の長女として京都に生まれる。平成3年、四世及び五世井上八千代に師事。平成4年「四世井上八千代米寿の会」にて初舞台(上方唄「七福神」)。平成18年井上流名取となる。平成23年京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)卒業。平成25年井上安寿子主催の京舞公演 〈葉々(ようよう)〉の会を発足。平成30年文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、他受賞歴多数。
▽茂山忠三郎(しげやま ちゅうざぶろう)
昭和57年京都に生まれる。能楽師大蔵流狂言方。茂山忠三郎家、四世忠三郎の長男。父に師事。四歳にて「伊呂波」のシテで初舞台。平成17年京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)卒業。《忠三郎狂言会》代表、猿楽曾主宰。平成29年、五世茂山忠三郎襲名。平成30年度京都市芸術新人賞受賞、他受賞歴多数。
【託児サービス(要事前予約)】
対象:生後6か月以上7歳未満
料金:お子様1名につき1500円
申込期間:5月19日(水)~7月9日(金)17時まで
予約・お問合せ先:京都芸術大学 舞台芸術研究センター TEL 075-791-9437