この春、大徳寺 瑞峰院と京都市内の3つのサテライト会場で桐谷純子の世界を表現して参ります。
桐谷純子は65年間の陶作活動の中で『生きている土そのものを表現』するために、土が覚えている地球の記憶をたどるかのように、そして未来へのメッセージを語るべく作品を生み出してきました。
人間の造形の力を超えた、大自然に対する畏敬をかたちにした「小さな地層の創造」とも評されます。
キリシタン大名大友宗麟公の菩提寺瑞峰院で、独学で日本庭園を学んだ重森三玲の独創的な庭に桐谷の作品が新たな風を吹き込みます。
桐谷は、国内外でも展示を数多く行ってきましたが、2018年には日仏友好160周年・レオナルド藤田没後50周年展に、フランス政府からの招聘でフランスの藤田の住居兼アトリエで桐谷の作品が展示され、その作品は国を超えて愛されています。
土から生まれ土に還る運命の、人も、器も、生きている事実を確かにし、それぞれの活動を謳歌して、未来への愛のあるメッセージを残すメッセージが込められています。
会場で皆さまにお会いできる事を楽しみにしております。