KUNST ARZT では、佐々きみ菜の個展を開催します。
佐々きみ菜は、「うまれ」や「祈り」、「生と死」をテーマに、4つの表現プロセス(*)を実践するアーティストです。
ファイバーで構築するオブジェは生命体のようであり、空間構成の際、照明によって壁面に生み出される陰影は、とても印象的です。また、それをさらに衣類へと再構成し、纏ってパフォーマンスすることで、テーマを追求してきました。
「信濃の国 原始感覚美術祭」に4年連続で参加し、ミレーによる名作絵画『オフィーリア』を彷彿させるかのような湖に満開となった睡蓮の花を背景に、作品を纏った美しいパフォーマンスが記録されました。
「生と死」を追求してきたアーティストの一つの到達点のようにも思えます。ご注目ください。(KUNST ARZT 岡本光博)
*4つの表現プロセス<1.メイキング:繊維を素材に制作 2.インスタレーション:展示空間を作品として発表 3.コスチューム:衣服へと再構成 4.パフォーマンス:自らまとい身体表現する>