今年のテーマを考えるにあたって、やはりコロナ禍の影響は見過ごせません。
コロナ禍によって、今までの日常・常識・社会はがらりと変わってしまいました。 「文明の転換点」と言われるようなパラダイムシフトが世界で起きています。 そのようなワイドな枠組みで見たときに、社会的に様々な「シフト」が起きていると言えます。
また、私達一人一人を見てみると、卒業制作というものを通して学部生から院生であったり、 社会人であったり、「成長」という変化をもって肩書きが変わる一つの「転換点」でもあります。
世の中の流れが変わったり、自分たちが転じたり、 大小・個々の転機が渦のように絡んだ先に、この展覧会があります。
以上から、今年度の展覧会のテーマを「SHIFT」としました。