日本文化は、四季の中の自然の移ろいに五感を研ぎ澄ませ、様々な芸術に昇華させてきました。それは自然を受け入れ、自然と共存することで発展してきたと言えます。
しかし、近代化した都市で暮らす私達は、いつしか自然の中に生きているという実感をなくしていました。
自然に目を向ける芸術「いけばな」は、そんな私達に人間も自然の循環の一部だと再び気づかせてくれます。
この行先の見えない世界に差し込む一条の光のような展覧会を目指し、今回の展覧会を『ひかり』と名付けました。
京都精華大学華道同好会は毎年晩秋に展覧会を開き、今年で23回目になります。ぜひ、お気軽にお越しください。