長嶋柊は3歳11か月より幼稚園の課題で絵日記を描き始める。
最初は字はもちろんのこと、絵も全く描けない状態で親が柊の手を持って絵も字も描いていた。
だんだんと親が描いた下絵に沿って色が上手に塗れるようになり、自分で絵が描けるようになった。また親の書いた字の上をなぞったり、親が書いた見本の文章を見ながら絵日記の文章を書いたりしていたが次第に文章も自分で書けるようになった。
18年間ほぼ休まず毎日描いてきた絵日記はこの会期中に200冊を迎える。
絵日記で培った画力で小学校1年生の終わりごろにコンピューター画で「しんくやくしょモノレールシリーズ」を描き、初個展ののちに絵本化が決定する。
小学校1年生くらいからは写真も撮り始め、多い日には一日に1000枚余りを撮影する。ユニークな視点で切り取られた街並みから柊の持つ世界観をうかがい知ることができる。
今回は初出展のコンピューター画「トロリー作戦」、「ヒコリディコリ」をはじめすべて新作を展示する。