京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクは2020年8月18日(火)から10月18日(日)まで、1階展示室にて、清永安雄 写真展「REAL」を開催いたします。今回、独自の技法で写真プリントにペイントした流木を組み合わせた作品を発表します。ぜひご高覧ください。
日本に数多くある樹木は、人間の生活にかかせない。
静かに動き、時間と共に成長する樹木。
この樹木のポートレート撮影をおこなった。
より良く樹の特徴を理解するため、夜にライティングして撮影。
湿気が漂う暗闇。ライトを照らすと集まってくる虫。ライティング作業の混乱。孤独な夜の恐怖。
撮影後、プリントされた樹木と対面。
樹木と私との距離は隔たり、実物に会った時の感覚は無い。そこで枯れ枝を接着。
枯れ枝に生命を与えるために着色。
私と樹木の距離が縮められ、作品としての価値が生まれた。