KUNST ARZTでは、2年ぶり2度目となる岸田めぐみの個展を開催します。
岸田めぐみは、メガネをメインモチーフに、織りや縫いの技法で、ユーモラスな世界を展開するアーティストです。
2018年の「めがねと旅する美術」展(青森県立美術館、島根県立石見美術館、静岡県立美術館巡回)では、メガネフレームの中に「目」や「メガネに映り込む風景」を綴織で表現しました。そして、フレームの外には、そのイメージを形成するための糸が大胆に垂れ下り、その糸は、涙のようでもあり、髭のようでもあり、豊かなイメージを内包していました。また「ざわざわめがねっこ(2019)」では、巨大なメガネに挑戦しました。独特のユーモラスな世界を、メガネの有り無し関係なく、ご覧ください。(KUNST ARZT 岡本光博)