京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクでは、2020年3月24日(火)から4月5日(日)まで、1階展示室「月」にて、佐藤純 写真展「PAPER WORKS」を開催いたします。
・3/24(火)~30(月)まで作家在廊
・3/29(日)14:00~14:30/16:00~16:30
近藤明子のクラヴィシンバルムによるヨーロッパ中世音楽の演奏会
※会期最終日は17:00まで
PAPER WORKS、折り紙、切り紙を使用した写真シリーズ
以前からアルミホイルやサランラップなどの素材を使用してその特徴を生かして撮影する作品を手掛けて来たが、4年前から紙を使った作品「PAPER WORKS」を手掛けている。たまたまあった幾何学的な写真作品に目を止められて、幾何学アートのグループ展の出品を依頼されたのがきっかけになり、それでは本格的に幾何学的写真にトライしようということになりこのシリーズが始まった。平たい紙を折れば直線になる。こうして出来た幾何学的折り紙のモデルを対象に、照明による多様な陰影によるフォルムとニュアンスを追求する。しばしば紙にカット加えて折る(切り紙)。色の付いた光源を使用すると色彩も表現できる。光源と紙のモデルの間に他の物を置いて影に変化をつけることもある。
今回の展示では、過去に撮った写真をプリントして、これをさらに折り紙とし、切り紙加工をし、それを再度撮影した作品も加えた。また新しい試みとして、透明シートで作ったメビウスの帯が作り出すカラーまたは白黒の影の曲線的模様を扱った作品も展示する。