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【新型コロナウイルス感染症対応・公演中止のお知らせ】
新型コロナウイルス感染症対策本部にて政府に要請された方針に従い、
本公演を中止とさせていただくことを決定いたしました。
詳細は以下をご覧ください。
https://www.kyoto-art.ac.jp/blog-theater/2020/02/8729/
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〇2019年度 劇場実験型共同研究プロジェクト公募研究Ⅱ
「The Waiting Grounds―― 舞台芸術と劇場の現在を巡る領域横断的試み」
田村友一郎『テイストレス』
京都造形芸術大学〈舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点〉劇場実験型公募研究Ⅱ「The Waiting Grounds――舞台芸術と劇場の現在を巡る領域横断的試み」という名の本研究プロジェクトでは、現代アーティストの田村友一郎による作品を劇場で上演します。田村は従来の美術の領域にとらわれない独自の省察の形式を用いて、現実と虚構を交差させつつ多層的な物語を構築するインスタレーションやパフォーマンスを手掛けてきました。
今回作品を発表する京都芸術劇場 春秋座は本格的な歌舞伎スタイルを基本としながら、現代劇の上演にも対応できるよう設計された客席数800席ほどの劇場です。田村が劇場で作品を発表するのは初の機会となりますが、この舞台芸術のために設えられた「劇場」をどのように眺めるのでしょうか。
テキスト・構成:田村友一郎
出演:荒木悠、山崎皓司
ドラマトゥルク:前原拓也
舞台監督:大田和司
照明:高原文江
サウンドデザイン:荒木優光
印刷物デザイン:尾中俊介(Calamari Inc.)
企画・制作:中山佐代
協力:ユカ・ツルノ・ギャラリー
◆田村友一郎 Yuichiro Tamura
1977年富山県生まれ、京都府在住。既存のイメージやオブジェクトを起点にしたインスタレーションやパフォーマンスを手掛ける。土地固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで着想源は幅広く、現実と虚構を交差させつつ多層的な物語を構築する。近年の展覧会に、個展「Milky Mountain/裏返りの山」(Govett-Brewster Art Gallery、ニュージーランド、2019)、「叫び声/Hell Scream」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都、2018)、「G」(Yuka Tsuruno Gallery、東京、2018)、グループ展「アジア・アート・ビエンナーレ」(国立台湾美術館、台中、2019)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館、東京、2019)、「美術館の七燈」(広島市現代美術館、広島、2019)、「六本木クロッシング2019」(森美術館、東京、2019)、釜山ビエンナーレ(釜山現代美術館、韓国、2018)、日産アートアワード2017(BankART Studio NYK、横浜、2017)、「2 or 3 Tigers」(世界文化の家、ベルリン、2017)、「BODY/PLAY/POLITICS」(横浜美術館、横浜、2016)など。
◆中山佐代 Sayo Nakayama(研究代表)
1985年生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科映像コース卒業。在学中は記録撮影で舞台に関わる。2012年から2016年までマレビトの会の制作部に参加。同時にフリーランスの企画制作として様々な作家の公演に携わる。主な企画として、公演に関わる複製技術に着目した劇場実験《showing》シリーズ(京都芸術劇場、2014-2016年)があり、音響作家・荒木優光、美術家・加納俊輔、映像作家・伊藤高志の公演を共同企画した。伊藤高志作品『三人の女』は、あいちトリエンナーレ2016映像プログラムに招聘され愛知県芸術劇場にて再演。
《showing》シリーズ https://show-ing.tumblr.com/