地点と三浦基の“次の10年”幕開けを飾る新作。
チェーホフとスタニスラフスキーを生んだ演劇の国・ロシアの劇場から舞い込んだのは、『罪と罰』を演出してほしいというラブコールでした。この作品は2020年6月に、小説の舞台でもあるロシア・サンクトペテルブルクで、国立ボリショイ・ドラマ劇場(BDT)のレパートリー作品として現地の所属俳優により上演されることが決定しています。彼の地での初演を前に、世界中のどこよりも早く、三浦基演出『罪と罰』をお楽しみください。
黙示録の都サンクトペテルブルクの片隅に生きる元大学生の脳裏に妄想が宿る。選ばれた天才は、凡人の権利を踏みにじることができる!高利貸し老女の殺人に踏み出した青年の真の動機とは、何か?彼は、悪魔か、犠牲者か、人類の解放者か。二極化したグローバル社会の悲劇を予言する書、それが『罪と罰』だ。
亀山郁夫
原作:フョードル・ドストエフスキー
翻訳:江川卓
演出:三浦基
出演:安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 小林洋平 田中祐気 相生翠 金子仁司 岸本昌也 河野早紀 増田知就
舞台美術:杉山至
衣裳:コレット・ウシャール
照明:藤原康弘
音響:徳久礼子(KAAT神奈川芸術劇場)
舞台監督:大鹿展明
技術監督:堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場)
宣伝美術:松本久木
制作:田嶋結菜 清水翼 山崎佳奈子