【展覧会名】
ブエノス アイレス
Buenos Aires
【出展者】
大崎 のぶゆき│Osaki Nobuyuki
http://www.nobuyuki-osaki.com
【会 期】
2019年11月22日[金] ─ 12月8日[日] 11:00〜19:00
金曜日のみ22:00まで
月曜日休廊
【関連イベント】
トークイベント 「ブエノスアイレス」
予約不要・入場無料
|日時 |12月1日[日] 16:00〜18:00
|出演 |
秋庭 史典(美学者/名古屋大学准教授)
川松 康徳(アーティスト)
大崎 のぶゆき(本展アーティスト)
【展覧会概要】
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2019年11月22日(金)から12月8日(日)まで、大崎のぶゆきによる個展 「ブエノス アイレス」を開催いたします。
大崎はこれまで、自身を取り巻く世界や認識への興味から「世界の不確かさ」について表現することを探求し、独自に素材や制作方法を開発しながら「イメージが消失する」現象やその過程から、現代社会を取り巻く不確かさの感覚を視覚化するような作品を発表してきました。また、近年はその不確かさや揺らぎを「未知なる可能性」として捉え・思考しており、作品には<過去/現在/未来>といった時間概念への注目を見て取ることができます。
2019年の4月から約1ヶ月間、大崎はブエノスアイレス(アルゼンチン)でのレジデンスに参加し、現地で生活する日系移民達の記憶や思い出についてリサーチを行ないました。かつて世界有数の先進国として栄えていたアルゼンチンですが、現在は危機的な経済状況にあり、その国情には多くの問題を抱えているといえます。しかし、地理・情勢など、一見して現在の日本とは大きく異なるように思えるこのアルゼンチンでの滞在を通じて、大崎は「アルゼンチンは日本の未来ではないか」ということを感じ、そこに興味を覚えたといいます。
本展は、「ある:ない」や「見える:見えない」といった正反対の視点を導入することで世界を捉えようとする大崎が、「未来について」という興味を軸に、日本の真反対に位置するアルゼンチンでのレジデンスの中で得た「普通のこと」から「未来について」を思考するものです。それは「偶然と必然」、「ユニークピースとマルチプル」といった反対の構造を様々なピースで扱うことで、詩的かつ私的に紡がれるものとなります。しかし、鑑賞者においてこの作品は、それぞれの「過去/現在/未来」へと眼差しを向けるささやかな契機ともなるのではないでしょうか。
また、会期中には「大崎とブエノスアイレス」というキーに偶然に関わることとなった秋庭史典(美学者/名古屋大学准教授)氏と川松康徳(アーティスト)氏を交えたトークイベントを行ないます。それぞれが訪れたブエノスアイレスの所感を通して、そこにどのような「過去/現在/未来」を見たのかを伺い知ることができるのではないでしょうか。
詳細はこちらよりご覧下さい。
http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2019/2019_11_22_osaki.html