居留守新作公演
『ふるえる。』
演出:山崎恭子
演奏:中川裕貴
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deracination 根絶すること、慣れた場所から隔絶する、(遠く隔てる)
道徳が経験を形成するのであって、経験が道徳を形成するのではない
創造的誤診
法から外れた知性の持ち主—つながり
二者択一—無関心は支えになるー
平和主義はあり得ないー正しい憎しみはある
ともにそうである、あるいは、ともにそうではない、と自他を括る考え方
お前たちを徹底的に区別するー
《 『私は生まれ直している。』スーザン・ソンタグ p224からの引用 》
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●作品内容
前回公演『鳥を吐き出す。』で、“グローバル化”とは一体何なのか?という問いからスタートし、植民地主義下の暴力と私たちの生活が地続きであることを提示した居留守の新作公演を8月28日から、Social Kitchen 2階(上京区)で上演します。
本作では、歴史の積み重ねによって作られた私たちの生活の中で、私たちの “からだ” はどのように扱われているのか?という難問にチャレンジします。
居留守はこれまで、決して一般的とは言えないコラージュという手法を用いて、形式の異なった複数のテクストを使用し一つの作品にするという実験的な試みの元に作品を制作してきました。本作『ふるえる。』においても、テレビCM・詩・小説・ポップミュージック・新聞など様々なテクストを引用し作品を制作・上演します。
また今回は音楽家の中川裕貴さんとコラボレーションを行い、テクストをコラージュする際に行われる、サンプリングとリミックスという作業を音楽的な視点を借りながら作品を制作し、新たな境地を目指します。
●出演
竹ち代毬也
佐々木峻一(努力クラブ)
重実紗果
●スタッフ
音響:林実菜
照明:川島玲子
制作:渡邉裕史(ソノノチ)
制作補佐:田中直樹(劇団ひととせ)
●京都府文化力チャレンジ補助事業